てづくりのお葬式　～無宗教の方も～

病気になられた奥様を献身的に支えていらっしゃったご主人。
しかしついに余命宣告・・・奥様自身も

「私の葬式は無宗教。遺影写真はこれにしてね。」

色々な希望をご主人に伝えられていました。
その希望を叶えるために、事前にネットで葬儀社を検索。
花正にご相談にいらっしゃいました。
色々お話を伺った上でいくつかご提案。その中の１つが

「お葬式ぽくない、結婚式のようなお葬式」

ご主人も、ご家族も、そのプランをとても気に入ってくださって、

「それならこんな感じがいいな」とイメージ写真を見ながら、ご家族の方と試行錯誤。

本当はとてもお辛いはずなのに、

「妻の希望を叶えて、最高の葬式をしてあげたい」と・・・・

最高のプランを考えながらも、出来れば迎えたくないその瞬間。
複雑な思いだけど、だからこそ私たちは精一杯サポートしてさしあげたい。その願いを叶えたい。
私たちの仕事は本当はそうあるべき。流れ作業のように決まったプランのレールに乗せるのではなく

「私たち小さな葬儀屋にしかできないお葬式・・・」

そしてついにその日が・・・イングリッシュガーデンをイメージした式場。その中でほほ笑む奥様の遺影写真。式場の中はアロマオイルを置いて、葬儀場がまるで結婚式場のように飾り付けをしました。読経がないので、ご主人がまとめたお写真と原稿でメモリアルDVDを制作。スクリーンで上映会。「想送式」と名付けたその式の最後は、花正からのサプライズでオーロラの上映会。なぜならご主人様が唯一後悔されていたのが「奥様とオーロラを見に行けなかった」こと。それを知った時から「最後に奥様と一緒にオーロラを見てもらいたい」そのサプライズの提案を息子さんたちも快く受け入れてくださいました。式を終えて

「妻が望んでいた以上の本当に素晴らしい式だった！」

と何度も何度も最高のお褒めの言葉を頂く事ができて、私たちスタッフ全員が胸を撫でおろしました。「ご主人やご家族の想いをしっかりとかたちにする」ことが私たちの使命。お客様が心から喜んでくださったことが最高の誉め言葉。私たちの方こそお礼を言わせてください。

「こんなに素敵なお式に携われて、本当にありがとうございました。」